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クロザリルによる治療について

クロザリルについて

1. クロザリルと他の治療薬との違い

統合失調症の治療の主体となる薬を抗精神病薬と呼びますが、クロザリルは抗精神病薬の中でも治療抵抗性を認める統合失調症に有効な場合があることが十分な数の臨床研究で証明されている唯一の薬です。

2. 効果について

「治療抵抗性」とは、これまで十分量の抗精神病薬を2種類以上、十分期間服用しても症状の改善がないか、あるいは抗精神病薬による錐体外路性副作用(手が震える、体がこわばる、足がムズムズするなど)によってその服用が制限されていることを指します。クロザリルは日本を含む60カ国以上で承認されており、治療抵抗性を示す統合失調症の57~67%に改善効果が示されています。クロザリルは、統合失調症の主要症状の幻聴や妄想だけではなく、イライラや興奮、水を飲みすぎる行動などにも効果が示されています。

3. 副作用、安全性について

クロザリルで最もよく認められる副作用として、涎が出る、便秘、眠気やだるさが挙げられます。多くのものは対処可能で、服用中に自然と軽減することが多いです。頻度は高くはないですが、重大な副作用として、白血球減少症、心筋炎、高血糖、てんかんなどがあります。

4. クロザリルを服用するには

上記の重大な副作用の兆候を初期に検知し、適切に対応するため、導入は入院のみで行います。服用開始前には、血液検査、心電図検査を行い、それまで服用していた抗精神病薬は中止する必要があります。服用開始後、初期は毎週、長期服用後も2〜4週間に1回の血液検査を必要とします。

当院はクロザリルによる治療を導入しており、副作用対策として総合病院の血液内科とも連携が取れる体制を確保し、血液検査も院内検査室で迅速に行える体制を整えています。詳細を知りたい方は、主治医にご相談ください。

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